| ■2007年12月 |
2007年12月13日
暴力の悪循環に陥った西ベンガル
西ベンガル州の州都コルカタで21日激しい暴動があり、左翼戦線の州政府が軍の出動を要請した。この暴動は、同州ナンディグラムで進んでいる経済特区建設に反対する政治闘争と、コルカタ滞在中のバングラデシュの女性作家タスリマ・ナスリン氏の国外追放要求が重なり合う形で発生した。
西ベンガル州は今や暴力的な抗議行動の悪循環に陥った。これでは投資が来なくなってしまう恐れがある。ナンディグラムやコルカタで起きていることはいずれも、左翼戦線によって形成された誤った政治文化でもある。すなわち、左翼戦線が組織的に民意を封じ込め、市民参加型政治を阻害してきたためである。その結果、州政権は民衆の信頼をなくした。州政府が軍の投入を要請したのも警察を信用していないからだ。
このような左翼戦線の州政権下、原理主義的なイスラム組織やイスラム教徒の利益団体はますます宗教・宗派主義的傾向を強める結果となった。そうした状況では、ナンディグラム(住民の7割がイスラム教徒)での弾圧や州政権によるナスリン氏の保護が、イスラム教徒の目にはいずれも自らの宗教的アイデンティティーへの攻撃と映っても不思議はない。
野党勢力が左翼戦線に取って代わって、政治的に成功するために心すべきことは何か。それは、西ベンガル州を包括的に捉えた社会に変革する能力を持てるかどうかという点だ。イスラム教徒の利益団体が宗教を利用して起こした抗議行動に便乗するようなことがあれば、野党自身はおろか、州全体までも破滅の淵に追いやることになるだろう。(11月23日付エコノミック・タイムズ紙)
(INDO WATCHER 125 インドひろい読み)
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| ■2007年11月 |
2007年11月13日
長期資金導入に努力せよ
ムンバイ証券取引所のSENSEXは17日、寄り付きで1,700ポイント以上、率にして9%を超える急落を記録した。証券取引委員会(SEBI)がこの前日、参加証書(Participatory
Notes = PN)をはじめとする幾つかのオフショア・デリバティブに対する規制を提案したことが原因だった。
PNはSEBIに登録済みの機関投資家が発行するもので、未登録の投資家はPNを通じてインド株に投資ができる。PNを通じた投資は、資金の投入も引き揚げも自由で、かつ匿名性が高い。チダンバラム大蔵相は株価急落を受け、政府はPNに反対しているわけではないとの立場を明らかにし、株価は持ち直した。
だが、蔵相はこのような発言を行うべきではなかった。
世界の株式市場へのヘッジファンドの出入りはPNのようなデリバティブを通じて起きているが、ヘッジファンドは株価を吊り上げ、突然引き揚げることで市場を不安定にする。海外機関投資家の資金が流れ込んだことにより、SENSEXはたった8週のうちに14,000ポイントから19,000ポイントまで急上昇した。インドの市場における外国機関投資家の資産残高のうち、51.6%はPN経由だ。このような資金のフローは信頼性に欠けるほか、世界規模のテロの脅威が取りざたされる現在では治安上の問題をも引き起こす。
もちろん、SEBIは規制を提案するだけではなく、PNを通じた不透明な取引を減らすため、登録規則を簡略化させる必要もある。インドは資本市場の盛り上がりを必要としているが、それは投機的な短期資金によって主導されるべきではない。(10月18日タイムズ・オブ・インディア紙社説)
(INDO WATCHER 124 インドひろい読み)
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| ■2007年10月 |
2007年10月15日
神話と現実を混同した政治家
インド・スリランカ間のポーク海峡で進められている水路建設の差し止め訴訟で、インド政府は最近、ルート上の砂州を叙事詩「ラーマーヤナ」に登場するラーマ王が築いた橋だとする原告側主張を否定する供述書を最高裁に提出した。
この中で、政府側が叙事詩の登場人物が実在したことを裏付ける証拠はないと指摘したことが論争を招いた。だが、これは神話と現実とを政治家たちが混同したことで生じた好ましからざる論争である。重要なのはプロジェクトの採算性、生態系への影響を知ることなのだが、論争はそれとは何の関係もない。叙事詩は史実として読まれるべきではないのに、政治家たちの多くはあえてそうしている。
ヒンドゥー至上主義の最大野党・インド人民党(BJP)はさっそく、供述書を政争の具にした。政府は問題部分を撤回したが、その際のバルドワジ法相の発言は問題だ。法相は「ラーマ王はインドの文化・精神と一体で、法廷で争われる問題ではない」と述べたのである。BJP
がこの問題を利用してヒンドゥー教徒を煽るような事態を避けたかったのだろう。法相は、水路建設の実現可能性は環境や経済的観点だけで判断されるのではなく、神話も考慮に入れるべきとの考え方を間接的に支持したわけだ。残念ながら法相のこのような態度は例外ではない。政治家の多くが宗教問題を前に、迎合主義に徹している。国民会議派は、宗教と国政を混同するような動きに対して、断固とした態度を示さねばならない。個人の信仰を尊重するのは大切だが、それはインド憲法の掲げる世俗主義をないがしろにすることと同義ではない。(9月15日付タイムズ・オブ・インディア紙社説)
(INDO WATCHER 123 インドひろい読み)
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| ■2007年9月 |
2007年9月14日
新次元に入った印日関係
安倍晋三首相のインド訪問はインドと日本との新たな関係の幕開けを意味する。そのことは、両首脳が署名した包括的な印日協力の強化をうたった共同声明「戦略的グローバル・パートナーシップへの新次元に向けたロードマップ」に反映されている。
日本の指導層は今、インドとの関係を新たな段階に進めることに熱心だ。安倍首相がな苦境に立たされているとしても、それは印日関係に影響するものではまったくない。
共同声明は、政治、経済、安全保障、教育、科学技術、ハイテク貿易、軍縮などの分野における協力を表明。2010年までに二国間貿易を200億ドルに拡大することを目標に掲げ、電力、都市交通、港湾、空港、経済特区(SEZ)などの分野での日本の対印投資を促進する。経済連携協定が今年末にもまとまれば、両国間の経済協力はさらに拡大していくだろう。
印日関係の長所の最たるものは、二国間に歴史的なしがらみがないことである。むしろ、日本は(太平洋戦争中に)インド国民軍を支援することでインドの独立を助けたとの言い方も可能である。
日本は戦争の廃墟の中から経済超大国へと奇跡的な発展を遂げ、アジアそして世界における新たな役割を積極的に担おうとしている。急速な経済成長国として頭角を現したインドは日本と地政学的な利益を共有している。安倍首相が提案したインド、日本、米国、豪州の「4極ブロック」の構築による4カ国対話の提唱はまさに理にかなったものである。(8月24日付ヒンドゥスタン・タイムズ紙社説)
(INDO WATCHER 122 インドひろい読み)
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| ■2007年8月 |
2007年8月13日
インドはムシャラフ支持を明確に
パキスタンでは軍による首都でのモスク武力制圧に対し、イスラム急進勢力による報復攻撃が激化している。死者は160人を超え、パキスタンとかかわりの深い米国、中国、インドのいずれもがこの状況を憂えている。
米情報当局は、パキスタン・アフガニスタン国境でアルカイダが再結集していると結論。ムシャラフ大統領が昨年、アルカイダ対策のために同地の武装勢力と結んだ和平協定が機能していないと認めざるを得なかった。
この重要な時期にインドがやるべきことは何か。パキスタンの将来を冷静に考えた場合、それはムシャラフ大統領やパキスタンの穏健勢力への支持を明確にすることだ。
インドは20年にわたり、パキスタンからのイスラム過激派の越境テロと戦い、軍事的緊張を続け、そして外交論争を展開してきた。このため、インドの安全保障当局によるパキスタン問題の扱い方には客観性に欠ける面があった。インドにとってパキスタンは変わることのない「ブラックボックス」であり、常に敵対的であるという極めて単純化された考え方が主流で、その上、インド人のパキスタン観は、いつも偏見に満ちている。
このような偏狭な見方の背景には、インドは所詮、パキスタンの内政変革に影響を及ぼすことなどできないのだという敗北主義者的な考えがある。しかし、真実はそうではない。インドは今、パキスタンの変化の方向性や速度にかつてないほど多大な影響を及ぼすことができる環境にあることを自覚すべきだ。(2007年7月20日付インディアン・エクスプレス紙社説)
(INDO
WATCHER 121 TOPICS)
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| ■2007年7月 |
2007年7月12日
サルマン・ラシュディに英爵位
英政府は6月16日、インド出身の小説家、サルマン・ラシュディ氏にナイトの爵位を授与することを発表した。小説家としてはインド独立後初の叙勲となる。ラシュディ氏は、「非常に光栄に思う。自分の作品がこうした形で評価されたことに感謝している」との声明を発表した。
ラシュディ氏はムンバイ生まれ。2作目の『真夜中の子供たち』が1981年に世界的に権威ある英ブッカー賞を受賞。1988年に『悪魔の詩』を出版したが、預言者の解釈を巡ってイスラム社会が猛反発、イランの最高指導者、故ホメイニ氏が死刑を宣告したため、長期間の潜伏生活を余儀なくされた。
今回の叙勲に対し、イランやパキスタンでは厳しい批判が巻き起こった。イラン外務省報道官は、「イスラム世界で憎悪されている人物への叙勲は、英政府のイスラム教に対する嫌悪感を如実に表している」と非難。
パキスタンでは国会の上下両院で抗議の決議が採択された。下院ではその後、叙勲の撤回を求めた同決議を英政府が聞き入れなかったとして、再び抗議の決議を採択した。
またイジャズル・ハック宗教担当相は下院で、「今回の叙勲のようなイスラム社会への侮辱がテロを誘発する元凶。預言者ムハンマドの名誉を守るための自爆テロが正当化されることにつながる」と述べ、叙勲が撤回されない場合、英国と外交関係を絶つようイスラム諸国に呼びかけた。
他方、インドでは、イスラム教徒の多いカシミール地方で、イスラム過激派やイスラム法学者の呼びかけにより、ストライキや抗議デモが行われた。(INDO WATCHER 120 TOPICS)
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| ■2007年6月 |
2007年6月12日
ロンドン観光、インド人は上客
2006年にロンドンを訪れた外国人観光客のうちで、インド人は日本人よりも多くのお金を遣った――英国の観光振興団体「ビジット・ロンドン」が発表したデータから、こんなことがわかった。
それまでの消費金額ランキングでは1位がアメリカ人、2位が日本人だった。2006年も、ロンドンを訪れた観光客数では日本人は23万人で、インド人は21万2,000人。ところが、消費した金額となるとインド人が1億3,900万ポンド(約332億円)であるのに対し、日本人は1億2,300万ポンド(約294億円)だった。
インドの経済ブームを背景に中流層が拡大したことで、インド人が「イギリスにお金を落として行ってくれる上客」として認知されるようになったようだ。英観光当局も「好調なインド経済と英印二国間取引の拡大により、インド人旅行者が増えている」と分析する。またインドは昨年、日本を抜き、米国に次いで第2位の対英投資国になっている。
英国旅行者の増加には、米国での空港警備が厳しいことも影響している。ロンドンのヒースロー空港ではインド人旅行者が入国の際に問題となることはめったにない。英国の空港保安担当者も、「インド人はたいてい物腰が柔らかで、必要書類をきちんと携帯している。インド人がテロリストとして警戒されることはほとんどない」と語る。
2006年に英国を訪れた外国人観光客は過去最高の1,500万人で、前年比9.5%の増加。消費金額も75億ポンド(1兆7,900億円)と過去最高を記録した。(INDO WATCHER 119 TOPICS)
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| ■2007年5月 |
2007年5月12日
スーパーカップル、挙式
4月20日夜、インド映画界の重鎮、アミターブ・バッチャンの長男で俳優のアビシェク・バッチャン氏(31)と女優アイシュワリヤ・ライさん(33)が挙式した。同日は、ヒンドゥー暦のアクシャイ・トリティアと呼ばれる吉日。バラナシから招かれた僧侶が、ムンバイのバッチャン邸で北インド式の結婚儀式を執り行った。披露宴の出席者は、ウッタル・プラデシュ州のM.S.ヤダブ州首相やアジャイ・デヴガン、カジョール夫妻らボリウッド俳優、クリケット選手のサッチン・テンドゥルカルなど、華やかな顔ぶれ。
披露宴会場は、バッチャン邸に隣接する公園にエアコン付きの大テントを設営、赤とピンクの花々、金色と緑のカーテンで装飾を施した。花婿行列は、バッチャン家の別邸から出発。新郎は金色の縁取りをしたシェルワニ(襟付きの長いジャケット)に花冠を被り、白馬に甥とともにまたがって登場。新婦は、有名デザイナー、ニータ・ルッラーのレヘンガ(スカート状の民族衣装)を身にまとった。
会場周辺には、厳重な警備が敷かれていたが、式当日の朝、「アビシェクと結婚の約束をした」と主張する薬物中毒のモデル兼女優が会場の外で自殺未遂を図るなど、ハプニングも起きた。。(INDO WATCHER 118 TOPICS)
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| ■2007年4月 |
2007年4月11日
クリケットW杯、予選敗退でファンが暴徒化
4年に1度開催される「第9回クリケット・ワールド・カップ 西インド諸島大会」が3月11日、開幕した。予選Bグループのインドは23日、スリランカと対戦し、185対254で敗れた。既に初戦でバングラデシュにまさかの敗北を喫しており、予選2敗となったインドは、バングラデシュがバミューダに勝利したことにより、決勝リーグ進出への望みが絶たれた。
予選敗退が決まった24日、腹を立てたインド各地のクリケット・ファンは、選手のポスターを焼き捨てたり、葬列を仕立てたりして、不甲斐ない選手たちに強く抗議。初戦の対バングラデシュ戦で1点も取れなかったM.S.ドニ選手の故郷ジャルカンド州ラーンチーでは、20人以上の怒ったファンが同選手の家(州政府が支給した土地に建設中)に詰めかけ、肖像を焼くなどひと暴れ。また、前回(2003年)のW杯準優勝国であるインドが予選落ちしたことにショックを受け、ビハール州では心臓発作で死亡者が出るなど、今回の予選敗北がファンに与えたショックは大きかったようだ。
また、集まった群衆が暴徒化し、選手の自宅を襲撃することが懸念されるなど事態が深刻化する中、ダスムンシ情報・放送相は24日、「国内、海外、いずれの試合にせよ、勝ち負けはある。スポーツマン精神を尊重して、選手の家の前で抗議を行ったり、家族に嫌がらせをしたりするべきではない」と、クリケット・ファンに対して自制を求めた。(INDO WATCHER 117 TOPICS)
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| ■2007年3月 |
2007年3月12日
若いのに心臓発作を起こすインド人
米国の医学誌「アメリカ医師会誌」が1月17日に発表した研究結果によれば、インド人を含む南アジア人は、欧米や西アジアなど他地域の人に比べ少なくとも5〜10歳早く心臓発作を起こすことが分かった。
この研究は、インド、パキスタン、バングラデシュ、ネパール、スリランカの5カ国を対象に、心筋梗塞早期発生の危険因子について他国と比較したもの。セント・ジョーンズ医科大学(バンガロール)、インド医科学研究所(デリー)を含む南アジア15の医療機関から心臓発作を起こしたことがある人1,732人と、ない人2,204人を選び、世界各国(52カ国)の被験者と比較した。
それによると、南アジア人が最初に心臓発作を経験する平均年齢は53歳であり、世界平均の59歳に比べて6年も早かった。
研究に参加したセント・ジョーンズ医科大学のプレム・パイス博士は、この調査結果から「心臓病は金持ちの病気」という一般認識の誤りを指摘。今回研究対象となったインド人のうち、60%は低・中所得層だった。
また、心臓病を予防する運動、果物・野菜の摂取や適度のアルコール消費(週1回)が他地域の人に比べ少ないことも明らかになった。
調査結果からは、運動不足や就寝直前の食事といった、インドを含む南アジア人の生活習慣が心臓発作の発生要因として少なからぬ影響を与えていることがうかがえる。(INDO WATCHER 116 TOPICS)
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| ■2007年2月 |
2007年2月15日
アカデミー賞外国語映画賞に『WATER』がノミネート
インド出身でカナダ在住の女性監督ディーパ・メータ(Deepa Mehta)の作品『Water』('05)が1月23日、第79回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされた。これはメータ監督が製作した社会派映画、『Fire』('96)
、『Earth』('98)に続く3部作の最終編。『Water』は1930年代のガンジス河畔を舞台に、親が決めた婚約者が亡くなったことにより、慣習に従い未亡人として生きることとなった8歳の少女チューヤを中心に、同様に隠遁生活を送らざるを得なかった未亡人たちの苦難を描いた作品。出演はジョン・アブラハム、リサ・レイ、シーマ・ビシュワス。メータ監督はノミネートについて、「感激しました。この作品は私にとり非常に意味深く、ノミネートは私が望みうる最高の結果です」と喜びを表した。『Water』は当初2000年に、アクシャイ・クマール、ナンディタ・ダス、シャバナ・アズミが出演し、ウッタル・プラデシュ州のヒンドゥー教聖地バラナシで撮影しようとしたが、映画の内容に強い不満を抱いたヒンドゥー・ナショナリストから猛烈な非難を受け、製作を一時中止した経緯がある。その後2005年にキャストを一新し、スリランカで撮影された。
ちなみに、『Fire』では既婚女性の同性愛を、『Earth』ではインド・パキスタン分離独立時を背景に若者たちの恋愛感を描いている。(INDO WATCHER 115 TOPICS)
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| ■2007年1月 |
2007年1月
アジア競技大会でインド大躍進
カタールのドーハで12月1日から15日まで開催された第15回アジア競技大会でインド勢の活躍が目立った。インド国民の注目を最も集めたのはテニス・混合ダブルスの決勝インドVS日本の一戦。女子テニス界のスーパースター、サニア・ミルザ選手がリアンダー・パエス選手と組み、日本の岩渕・森上組をセットカウント2-1(7-5、5-7、6-2)で下し金メダルを獲得した。
また射撃では、3つの金メダルを獲得したジャスパル・ラナ選手がアジア大会でのベスト・スポーツ・パースンに選ばれており、勢いに乗るインドのスポーツ界を象徴している。
ほかにも女子400メートルリレーで日本勢を下しての金メダルというニュースもインドを沸かした。
これまで、インドは1990年の北京アジア大会では金メダル1個という惨憺たる有様だったが、今年は、金メダル10個を含め合計54個のメダルを獲得するというすばらしい成績をあげた。好調な経済と足並みを揃えるかのように大躍進を続けるスポーツ界に、国民は大いに盛り上がっている。
(INDO WATCHER 114 TOPICS)
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